筆者のバルバラ・ベルクハンは教育学と心理学を学んだコミュニケーションカウンセラー。職場などでのクレーム対応は心が削られていく感覚がありましたが、この本ではそういう場合の自分を守るヒントが書かれていました。
・誰の心にも柔らかな部分があって、これはとても感じやすくできています。けれどもこのきわめて敏感な部分こそが同時に、創造力豊かで人に感銘を与えることのできる部分でもあるのです
・あなたの容姿がどんなであろうと、あなたがどんなことをしようとかまわないのです。それがあなたを責める理由になどはなりません
・あなたの都合のいいときにだけ、内なる批判者の声を聞くようにしましょう
・内なる批判者の言葉を書き留めることで、言われたことに対して距離をおくことができる
・他人の気分や感情は自分とはなんの関係もないものだと決めてしまう
・相手から圧力をかけられたら「それについては考えておきましょう」と距離をとる
・自分がよく間違いをおかす人間であること、そしてそれは自分の人間としての価値を傷つけるものではない
・私たちが失敗するのは、何かを学ぶためなのです。間違いをおかしても、それと向き合いましょう。また直せばよいのです
・単なる批判者を見分けるためのテスト。それは批判された時に「あなただったらどうする?」と聞いてみる
・単なる批判者を相手にするときは、心を閉じるイメージをもち、ガラス窓から相手を見るイメージをする
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