人生にとって大切なことは 何を成すかではなく何に幸せを見出すか

心理学・脳科学

筆者はもともと社会学の専門家だったそうですが、渡米した後に人間性心理学や精神分析学を学んだそうです。私も常々思っていることですが「人生にとって大切なことは、何を成すかではなく、何に幸せを見出すか」。そのような言葉が平易な言葉で書かれていました。

怒ってはいけない、そして怒らないことで良い子と褒められる。そんな風に褒められることで神経症になった人間は、どれだけの代価を払ったか分からないのである。

甘えの欲求を抑圧している人は、他人の言動に自分の心理的安定が依存している。中略、甘えの欲求を合理化(隠)している限りいつになっても大人になれないし、神経症的人生で生涯を終わるしかなくなってしまう。

欠点だらけの人だって自分に自信を持ち、生きることを楽しんでいたりする。逆に欠点の少ない人が自分に自信を持てず、生きることが怖かったりする。

親密な関係においては、相手が自分と直接関係のない世界で幸せであることを喜ぶものである。ところが共生的関係においては、自分と直接関係のない世界で幸せであることは許せない。

隠された依存性を持つものは疑い深くもあるが、同時に嫉妬深くもある。

「くだらない」とは自分の臆病さを正当化するものである。

他人に対する思いやりができてくれば、他人はそれほど自分を傷つけないし、他人は自分を傷つけるだけの力を持っていないこともわかってくる。

相手の好意を素直に楽しめばよい。自分が特別だから、何かを達成したから好意を示してくれるのでもない、たまたまそのような縁があったから好意を示してくれるのである。

心の底で実際に感じている自分と、他人に対して装う自分とが違う人というのは、他人と親しくなれない。どんなに笑い声で話し合っていても、最終的にはお互いに不快な感情をもってその場の交流を終わる。

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